足が弱る本当の理由…実は「筋肉」ではありません

最近、
「なんだか足腰が弱ってきた気がする」
「つまずきやすくなった」と
感じることはありませんか?
年齢を重ねると、多くの方が
「筋肉が落ちたからだ」と考え、
慌てて筋トレやウォーキングを
始めたりします。
でも、ちょっと待ってください。
実は、足が弱る根本的な原因は、
筋肉の減少ではないということを
ご存知でしょうか?
本当の原因は、ズバリ
「骨がもろくなること」なのです。
家づくりに例えてみましょう。
どんなに立派な壁や屋根(筋肉)を
作っても、土台や柱(骨)がシロアリに
食われてスカスカだったら、
家はグラグラしてしまいますよね。
人間の体も同じです。骨が弱ると、
それを支えようとして関節に
無理な負担がかかります。
その結果、少し転んだだけでも
骨折してしまい、最悪の場合は
寝たきりや認知症のリスクを
高めてしまうのです。
では、どうすれば強い骨を
維持できるのか?
そこで私がおすすめしたいのが、
日常のちょっとした動きで
できる「かかと上げ」です。
この「かかと上げ」には、
ただ足首を動かす以上の、
ものすごい4つの効果が
隠されています。
1. 骨が強くなる
骨というのは不思議なもので、
縦の衝撃を受けるとピピッと
微弱な電気が走り、骨を作る
細胞が目覚める仕組みに
なっています。
(これを圧電効果と呼びます)
かかとを「ストン」と落とす衝撃が、
まさにこの「骨作りスイッチ」を
ONにするのです。
実は、普通のウォーキングだけ
ではこの衝撃は不十分なんですよ。
2. 血管が若返り、血圧が安定する
ふくらはぎは「第二の心臓」と
呼ばれますよね。
かかとを上げることで、
ふくらはぎのポンプ機能
(ミルキングアクション)が
力強く働き、全身の血流が
グンと良くなります。
すると、血管をしなやかにして
くれる物質(一酸化窒素)が
分泌されるのです。
私たちのテーマである
「巡らせること」にも
直結する素晴らしい効果です。
3. 睡眠の質が劇的に上がる
血流が良くなると、手足の先
まで温かい血が巡ります。
すると、寝る前に体の中心の
熱(深部体温)が手足から
スムーズに逃げていきやすく
なり、結果として朝まで
ぐっすり深く眠れるように
なります。
4. 脳を守り、認知症を予防する
足先から心臓、そして脳へと
血流がしっかりアップします。
さらに、足裏からのトントンと
いうリズミカルな刺激が
脳のネットワークを
活性化させてくれるのです。
いかがですか?
たった一つの動きで、
これだけの良い循環が
生まれるのです。

それでは、具体的なやり方を
お伝えしますね。
■ 正しい「かかと上げ」のやり方
基本姿勢:
足を肩幅に開いて立ちます。
(不安な方は壁や椅子につかまって安全を確保)
上げる:
ゆっくりかかとを持ち上げ、
足の指の付け根で地面をしっかり
捉え、一番高いところで1~3秒キープ。
落とす:
「ストン」とかかとを
地面に落とします。
(腰や膝が痛い方、
マンションの階下が
気になる方はゆっくり
下ろすだけでも効果あり)
回数:
目標は1日100回ですが、
まずは1日20回(約30秒~1分)
からで十分です。
さて、運動で骨を作る「スイッチ」を
入れたら、次は「材料」のお話です。
大工さんのスイッチを入れても、
木材やコンクリートがなければ
家は建ちませんよね。
材料を摂る:
カルシウム(牛乳・乳製品)と
タンパク質(納豆、魚、豆腐など)を
しっかり食べる。
ビタミンD:
骨にカルシウムを届ける
ために必要。
魚(サバなど)を食べたり、
1日15分程度の日光浴
(窓際や縁側でOK)を
すると作られます。
特別な道具もお金も一切不要で、
歯磨きや料理をしながら
できる簡単な運動です。
完璧を目指さず、
「まずは1日20回から始めて
習慣化すること」が
元気に歩き続ける未来への
第一歩になります。
ぜひ、今日から「かかと上げ」を
取り入れて、ご自身の体の中に
良い循環を作っていきましょう。
