〜第二の心臓「ふくらはぎ」を

解放して夜間頻尿を改善！〜

 

✅夜間頻尿とは？

 

夜間頻尿とは、夜中に1回以上

トイレで目が覚めてしまう状態を

指します。

 

2回以上となると、

死亡率が1回以下の方に比べて

約2倍も高くなるという

研究報告もあります。

 

夜間頻尿は単なる不眠ではなく、

健康リスクを高める要因の

一つと言えるでしょう。

 

 

✅夜間頻尿のリスク

 

夜間頻尿は死亡率を高めるだけでなく、

転倒による骨折リスクも高めます。

特に、夜中に3回以上トイレに行く方は、

骨折リスクが1.3倍にもなると言われています。

 

大腿骨頸部骨折などを引き起こすと、

さらに死亡率が上がるため、

二重のリスクを抱えることになります。

 

 

✅夜間頻尿の意外な原因 

 

夜間頻尿の主な原因は、

なんと「ふくらはぎ」にあるのです。

ふくらはぎの筋肉が

正しく機能していないことで、

夜間頻尿を引き起こしている

ケースがほとんどです。

 

私たちの体は、心臓から動脈を通って

各細胞に血液を送り、静脈を通って

心臓に戻しています。

日中は、立ったり座ったりすることで、

水分がふくらはぎ周辺に

溜まりやすくなります。

 

しかし、歩いたりふくらはぎの筋肉が

活性化されている状態であれば、

筋肉がポンプのように働き、

血液を心臓に戻してくれます。

 

ところが、立ち仕事などで

ふくらはぎの筋肉が十分に活動しないと、

血液を心臓に戻すことができず、

水分がふくらはぎに溜まったままになります。

これが、夜間頻尿につながるのです。

 

 

✅なぜふくらはぎの機能低下が

夜間頻尿につながるのか？

 

日中、ふくらはぎに

水分が溜まっている状態では、

心臓に戻る血液量が少ないため、

おしっこはあまり作られません。

しかし、夜寝て横になると、

重力の影響を受けずに

ふくらはぎの水分が心臓に戻ります。

 

すると、心臓に戻る水分量が急に増えるため、

おしっこが作られ、

夜中にトイレに行きたくなるのです。

 

これが、

ふくらはぎが「第二の膀胱」

と言われる所以です。

 

✅夜間頻尿を改善する方法

 

では、この「ふくらはぎ膀胱」を

解消するにはどうすれば良いのでしょうか？

 

・足を高くして寝る

夕食前など、15分程度、

足を心臓より15〜30cm高くして休みましょう。

これにより、ふくらはぎに溜まった水分が

心臓に戻りやすくなります。

入浴前に足を上げておき、

入浴中にさらに血行を促進することで、

より効果的にむくみを解消できます。

・ふくらはぎの筋肉を動かす

夕方に10分程度歩くなど、

ふくらはぎの筋肉を意識的に

使うようにしましょう。

これにより、ふくらはぎの

ポンプ機能が活性化されます。

また、かかとを上げ下げする

運動も効果的です。

 

・生活習慣の見直し

寝る直前の水分補給は控えましょう。

カフェインを含む飲み物

（お茶、コーヒー、エナジードリンクなど）は、

夜間の摂取を控えましょう。

血圧の薬を服用している場合は、

利尿作用を持つものがありますので

医師に相談してみましょう。

 

これらの方法を実践することで、

夜間頻尿の改善が期待できます。

特に、足を高くして寝る方法は、

即効性があるため、その日から効果を

感じられる方もいるでしょう。

 

 

✅まとめ

今回は、夜間頻尿の意外な原因と

改善方法について解説しました。

ふくらはぎの機能を高めることは、

夜間頻尿の改善だけでなく、

健康維持にもつながります。

 

ぜひ、今回の内容を参考に、

生活習慣を見直してみてください。

ではまた明日！

高杉