「疲れたら甘いもの!」 …それ、逆効果かもしれません

「疲れたら甘いもの!」
…それ、逆効果かもしれません
疲れたときこそ「甘いもの」に注意!?
〜“本当のエネルギー”の作り方を見直してみませんか〜
「なんだか最近、疲れやすい…」
そんなふうに感じたとき、つい甘いお菓子に手が伸びていませんか?
でも実はそれ、元気の“前借り”をしているだけかもしれません。
このことについて、
医学博士で日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹先生は
こう語ります。
「甘いものを摂ると、一時的に元気になった気がするのは、
血糖値の急上昇によって脳が錯覚しているだけ。
実際はその後、血糖値の乱高下とホルモン分泌の負荷で、
体はどんどん疲れていくんです」
一時的なエネルギーではなく、
“本当の元気”を生み出すにはどうすればいいのか?
片野先生の提唱を参考に、
食事のポイントを具体的にご紹介します。
◆片野秀樹先生がすすめる「疲れにくい食事の基本」
① 甘いものは“ごほうび”に
疲れたときのスイーツは、あくまで“心のケア”にとどめましょう。
糖質は血糖値を急激に上下させ、やがて副腎疲労を招くおそれも。
→ ナッツ、カカオ70%以上のチョコなど、血糖値が安定しやすい食品を代用に。
② 主食の“質”を見直す
白米や菓子パンから、玄米・雑穀米・全粒粉パンへシフト。
血糖スパイクを防ぎ、持続可能なエネルギーが得られます。
③ たんぱく質は毎食に
肉・魚・卵・大豆製品をしっかり摂ることで、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質の安定した合成をサポート。
特に朝食のたんぱく質は、1日の活力を左右します。
④ 良質な脂質を恐れない
片野先生は、「糖質よりも脂質やたんぱく質の方が、エネルギー生成に必要なステップが少なく、効率的」と指摘します。
→ オリーブオイル、アボカド、青魚、ナッツなどを積極的に。
⑤ 食べない時間が“休息”になる
消化にもエネルギーを使うため、夜遅い食事や頻繁な間食は控えましょう。
「1日2食」や「夜はスープ中心に」など、軽めの食事も選択肢として◎。
▶まとめ
疲れたからといって、すぐに糖でごまかすのではなく、
本当の元気は何で作られるかを知ることが大切です。
片野秀樹先生も提唱するように、エネルギーの質を見直すことで、
心も体も驚くほど軽やかになりますよ!
明日のあなたをもっと元気にするために、
今日のひと口から変えてみませんか?