【 質問 】地肌にイボのようなものが 出来ました 。どのようにケアしていい のでしょうか?

先日、お客様から
「地肌にイボのような物が
できてしまいました。
どうケアすればよいでしょうか?」
というご相談をいただきました。
実は、年齢を重ねると多くの方に
同じようなお悩みが現れます。
その正体のひとつが
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)、
通称「老人性いぼ」です。
脂漏性角化症とは?
脂漏性角化症は、30代以降から
少しずつ増えてくる良性の皮膚腫瘍で、
特に頭皮・顔・首筋・手の甲などに多く
見られます。色は肌色から茶色、時に
黒っぽくなることもあり、
「しみのようだと思ったら盛り上がってきた」
という経過をたどることがよくあります。
医学的にはがん化することはほとんどなく、
基本的には「老化現象のひとつ」と考えて
いただいて大丈夫です。ただし見た目が
気になる、数が増えてきた、かゆみや
炎症がある場合にはケアが必要となります。
なぜできるのか?(原因)
✅加齢によるターンオーバーの乱れ
皮膚の新陳代謝が遅くなり、
角質やメラニンが蓄積して盛り
上がりやすくなります。
✅紫外線の影響
頭皮や首筋など紫外線を浴びやすい
場所に多くできるのはそのためです。
長年の紫外線ダメージが細胞の変化を
引き起こします。
✅皮脂や摩擦
頭皮や首は皮脂腺が多く、また
襟・枕・帽子などで摩擦を受けやすい
部位。これも刺激となり発生を助長します。
できてしまったら(対策)
脂漏性角化症は 自分で削ったり、
市販のイボ取り薬を頭皮に使うのは
危険 です。傷や炎症、色素沈着を
招くことがあります。
見た目が気になる場合や数が増えて
きた場合は 皮膚科受診 が安心です。
→ 液体窒素療法、レーザー治療、
電気メスなどで簡単に除去できます。
放置しても健康上の害は少ないため、
症状が軽ければそのまま様子を見るのも
選択肢です。
予防法
「完全に防ぐ」のは難しいですが、
以下を意識することで発生や悪化を
抑えることができます。
✅紫外線対策
帽子・日傘・首元まで塗れる
日焼け止めで予防しましょう。
頭皮用のUVスプレーもおすすめです。
✅摩擦を避ける
首の襟元や帽子の締め付けは刺激のもと。
柔らかい素材の衣類を選ぶこともケアに
なります。
✅保湿を習慣に
乾燥した皮膚はターンオーバーが
乱れやすいです。顔だけでなく首筋や
頭皮の保湿も意識しましょう。
✅生活習慣の見直し
ビタミンC・E・亜鉛を含む食事、
十分な睡眠、禁煙などは皮膚の
健康維持に役立ちます。
まとめ
脂漏性角化症(老人性いぼ)は、
多くの方が経験する「老化のサイン」です。
命に関わるものではありませんが、
紫外線や摩擦といった生活習慣が
影響しているため、予防や悪化防止は
可能です。もし気になるものができたら、
自己処理はせずに皮膚科で相談するのが
安心です。
「いつまでも健やかな頭皮・首元を守るために」
―日から紫外線対策とやさしいケアを意識して
みてくださいね。